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春真くんに連れられてきたのはカフェ雑貨店。
美味しそうな珈琲やバターの香りが食欲をそそる。
入り口を入るとすぐに雑貨が並んでいるのが見えた。奥のドアを入るとカフェスペースになっているみたい。
お昼にはまだ早いので、私たちは雑貨を見て回ることにした。
ちらほらとすでにお客さんもいて人気のある雑貨屋さんなのかと思っていると、
「夏海先輩。こっちにアクセサリーがありますよ」
春真くんに誘われた。
私が駆け寄ると、可愛いネックレスを見せてくれる。
「可愛いね」
「あー。でも、可愛いよりもカッコイイ方が夏海先輩好みですか?」
図星だ。
さっきの話を聞いて、今の私の反応を見てわかったんだろう。



