妊娠。

その言葉が急に重みを持つ。





もし、妊娠していたらどうしよう。

遥希はきっと喜んでくれるけど、TODAYのメンバーはどうだろう。

デキ婚なんてしたら、本当に首になるのではないか。

その前に、結婚すら許してもらえなかったりして。

遥希の輝きを、あたしのせいで失わせてはいけない。

そんなことを考えると、いても立ってもいられなくなる。

そして、途端に腹部にどんよりとした重みを感じた。




どうしよう。

本当に、どうしよう!







ー遥希。話があるの。

今日は早く帰ってこれる?




震える指先でラインを送った。