君が信じてくれたから













……歩く事20分。

待ち合わせ時刻から30分経過。

いるかな?

辺りをキョロキョロと見渡してみる。

綺「んー?……あ、いた!司ー。」

司「ん?…あ、綺羅…。」

司はベンチに座っていて、私に気がつくと立って手を挙げてくれた。

綺「待たせてごめん!」

司「や、大丈夫だ。…って、何そのメンツ。」

おっふ、デジャヴュ。

綺「まぁ、色々あってね。出会った。」

司「へぇ〜。そこの女子は誰なんだ?」

あ、司は知らないよね。

綺「この子は紗彩ちゃん。今日散歩してたらたまたま会ったの。」