『光希へ もしこの紙を見てるときママが居ないのなら、ここへ電話しなさい。そして名前を言いなさい。』
と共に電話番号が書かれてあった。
…なんなんだろう…??
とりあえず、アタシはだるいからだを動かして電話をかけてみた。
4日間もご飯も食べてないし水だけしかのんでないしお風呂も入っていないからすごく汚い。
でもそんなこともできないくらいだった。
『もしもし。西園寺家です』
「…花森…光希です」
『ああ。光希ちゃんか』
と初めて聞く声。
でも、どうやら向こう側のひとはアタシのことを知っているようだった。

