「あたし、別れるかもしれない…」 はるかはもう寝ている時間だったが、はるかにはいち早く聞いてほしくてメールした。 何分もしないうちに、 「何があったの?優子大丈夫? とりあえず明日詳しく聞かせて。 寝れないかもしれないけど今日は優子も寝なよ。 おやすみ」 と、メールが返ってきた。 あたしはベッドの中でアキラからのメールを何回も見た。 今まで嬉しくて保護していたメールも。 アキラの文化祭の時のムービーも見た。 深夜。 静まりかえった家の中。 あたしは声をおし殺して泣いた。