私はずっと逃げてばかりだった。 傷付くのが怖くて、自信がないから周りの目を気にしてばかりで。 過去の記憶にとらわれるがあまり、せっかくの彼の気持ちを受け取ることができなかった。 だけどもう、自分の気持ちから目を逸らしたくない。逃げたくない。 碧空くんのことをたくさん振り回して傷付けてしまった。 そんな私が今さら「好きだ」なんて言ったって、もう遅いかもしれない。 それでもいい。伝えたい。 後悔しないように、今度こそ、正直な自分の気持ちを……。 . * .