【完】もう一度、キミのとなりで。


自販機のコーナーに着くと、小銭を入れ、紙パックのミルクココアのボタンを押す。


ガコンという音がして、中からお釣りと一緒にそれを取り出すと、パックはひんやりとして冷たかった。


ココアを片手に持ちながら、小銭をしまおうと財布を開ける。


だけど、その時ぽろっと手から小銭がこぼれ落ちてしまって。


「あっ」


相変わらず抜けている私。すぐに物を落としてしまう。


慌てて拾おうとしてその場にしゃがんだら、私が手を伸ばすよりも先に、別の人物がそれを拾ってくれた。


「はい、どうぞ」


「あ、ありがとうございます!」


小銭を受け取ると同時に顔を上げる。


すると、その相手はまさかの美希ちゃんで……。私は思わずビクッと肩が震えあがった。