碧空くんはいつだってすごく優しかったし、私のことをとても大事にしてくれた。
こんな私のどこがいいのか自分では全くわからなかったけれど、一緒にいるだけですごく好きでいてくれるのが伝わってきたし、本当に毎日が幸せだった。
どんどん自分も碧空くんに惹かれていって、彼のことが大好きになった。
少しでも彼に似合う自分になりたくて、彼に喜んでもらいたくて、いっぱい努力したんだ。
ずっとずっとこの幸せが続いてほしいと思ってた。幸せすぎていつも、失うのが怖かった。
だけど、やっぱりそんな夢みたいな日々は、長くは続かなかった。



