だけど、そのまっすぐな瞳と真剣な表情は、とても冗談や嘘を言っているとは思えなかった。
そもそも彼は冗談でそんなことを言うような人ではなかったし。
どこか信じられない気持ちはもちろんあったけれど、それ以上に嬉しくてたまらなかったので、おそるおそるうなずいた。
『……はい』
私なんかでいいの?って何度も思ったけれど。
そう。それは、夢みたいな日々の始まり。
何もなかった私の毎日が、突然色を変えてキラキラと輝き出したんだ――。
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