手に持っていたボールをぎゅっと握りしめる。 やっぱり私、美希ちゃんによく思われてないのかな……。 でも、彼女は碧空くんのことが好きなんだから、今のはそう思われても仕方ないのかな。 なんて、考え出したらモヤモヤして止まらなくなって。 楽しい気分だったのが、一気に落ち込んだような気分に変わってしまった。 . * .