「……そういえば」


三田君がふと気づいたように言う



何だろう?





「櫻井先輩とは
まだ付き合ってるんですか?」



李月君?



あぁ、そっか


三田君は私の一つ下の後輩だから

私たちが付き合ってることも知ってたのか





「うん、もちろん!」



「へぇ…そうなんだ」




三田君はそう言いながら少し目を伏せる


そこにはさっきの爽やかな笑顔はなくて