次の日、また次の日、毎日来た。 ある日、病室に行った。 秀ちゃん。 ずっとあの状態だったから。 元気になったかなあ? また笑いかけてくれるかなあ? ドアノブに手を掛けた。 ガシャンッ 中から聞こえた音にびっくりして、 私も勢いよくドアを開けてしまった。