時間を戻して何度でもあなたの恋人に。

「お父さん、お願いがあるの。今日は買い物に行かないで」

キョトンとするお父さん。

当たり前だよね。

急にこんなこと言われて。

でも…買い物に出たらっ…

「どうして?」

お父さんが私に尋ねる。

「お父さんが死んじゃうから」なんて言えない。

信じてもらえないと思うし。

言いたくない。〝お父さんが死んじゃう〟なんて言いたくない。

そうしたら私は…泣いてしまうと思うんだ。

で…理由が全く見つからず

「合鍵無くしちゃってさぁ。」

と言う事にした

「別に母さんのでも…」

「お願い!本当に行かないで!」

思わずお父さんの言葉を遮ってしまった。

「そんなに真剣に…分かった分かった。行かないよ。」

「ほんとに!」

パァッと明るくなる私だったが…時間を見て悲鳴をあげる事だった。