時間を戻して何度でもあなたの恋人に。

その男の子が急に近ずいて手を握る。

突然のことに私は軽くパニックになっていた。

「俺、2年1組の橋谷祐って言います…憶えてっかな?」

ハシタニ ユウ? 聞いたことあるようなないような…。

必死に、思い出したりしていると…。

「俺、貴女のことが好きでした。ずっとずっと!だから、付き合ってください…。」

…シコウカイロガストップシマシタ………………………………………ウゴキマス。

そしてよーく考える。

橋谷センパイはよーく見ると美形でかっこいいのかな?

なんとも思わない私でも…ドキドキしてる…のかな?

いや、男性に対して免疫がないからかも。

なんにせよ、恋愛経験ゼロだから…ネ。

「えっと…返事、今度でもいい」

「あ…。答え出ました…」

一応、出た答え。No。のつもり。

「ご、ごめんなさい。私っ、付き合うとか深く考えたことなくて…。貴方の事知らないので…ごめんなさい…」

「えっ?」

すごく、素っ頓狂な声をだす橋谷センパイ。

えっ?私ヘンな事言った…?

「知らないはずないよ!」

「へっ?」

私たち

知り合い?

顔見知り?

なのっ!?