時間を戻して何度でもあなたの恋人に。

【冬華side】

「おはよ」

「…おは、よ」

はぁ…今日は私にとっては憂鬱な日

でも、有希ちゃんにとっては大事な日

これで、2人は恋人になってしまう。

「髪…変じゃない?」

そう言って聞いてきた有希ちゃんの髪型はすごく可愛い。

ミディアムの茶色の髪を編み込んでいる。

「可愛いよ」

…どうやって話せばいいんだろ。

後悔ばかりが募って言ったあの日記に自分の思いをぶちまけてたから。

申し訳ない気がする。

「どうしたの?元気ないね〜」

「あー、昨日さ本読みまっくってイマイチ寝てないんだよね」

「冬華らしいね」