時間を戻して何度でもあなたの恋人に。


入学式が終わって、まさに帰ろうとしていた時に声を掛けられた。

「あの、ちょっと来てくれませんか?」

声を掛けて来たのは、男の子だった。

私は少し驚きながら「はい」とだけ返事をした。


私は屋上に連れてこられた。

すごく、春風が気持ちいいなぁ。

なんて、ものすごく呑気なことを考えていた。

この後に何を言われるか知らずに。