「お願い…叶えてもらって良いですか…?」

「ああ。できる範囲の手を尽くそう」

そうにこやかにいうお父様。

「じゃあ…叶翔さんとの交際を認めていいただけますか…?」

ーードキ、ドキ、ドキ、ドキ、ドキ、ドキ、ドキ…

「ああ。許そう。跡取りは桃花の方が優秀と思うが…桃葉が希望しているしな」

「「ありがとうございます!」」

2人で顔を見合わせて笑顔でお礼を言った。

「桃花…普通にいいお父様になってよかったな」

「はいっ!」

「そ…そう言えば東くん…さっきは、私のことを〝お義父様〟と呼んだよな…」

そういったお父様はにっこりと笑って…

「悪くないじゃないか!」

そういってたのに、私は驚いて、笑ってしまった。

「何を桃花は、笑っている?」

「いいえっ!幸せだな、そう思ったまでです!」

そうーーーーこれは〝幸せな運命〟。

そして、またあなたと巡り合ってーーーー恋人に。








ーーーENDーーー