時間を戻して何度でもあなたの恋人に。

きっとこれは心を開いてくれているということだよね…そう思うとすごく嬉しくなる。

ボーッとしていたら今日は部活あるなと思って思い出すと前世の記憶が少し蘇る。

「あ!そういえば〝冬華〟さんが亡くなった時に家を訪ねたよね…その時、楽譜に〝冬華〟さんのメッセージに気付きましたか」

「?メッセージ…?」

やっぱりかぁ。だから、もっと繰り返すことになったんだよね。きっと。

「あの楽譜に〝私の夢は、叶ちゃんが私のためにタイムリープをやめて、叶ちゃんが幸せになること。〟」

「…〝冬華〟の夢はもう叶ってるんだけど。」

…叶ってる…って…?

「もう、幸せだけど。なんだって、桃花が俺を幸せにしてくれてるから!」

そう言って笑った。

カンカンカーン。ノックアウト!

もう、男性免疫がない私は、もうノックアウトなんですけど。

もう、きっと赤面しているんだろうなぁ。

このこと思うの何回目だろう。

でも、こんな素敵な時間をつづけるための試練があるんだーーーー…。