時間を戻して何度でもあなたの恋人に。

辺りを見回すとあの人がいた。

1人でベンチに腰を下ろしている。

「あ…っ…東さんっ‼︎」

勇気を出して大声で叫んでみると、驚いて目を見開きながら振り返っている東さん。

「なんだ。桃花じゃん」

その顔はとても疲れているようにも見えた。

「どうかした?相談?」

作り笑いを浮かべて話しかけている。

「東さん…いいえ。叶ちゃん」

そう〝叶ちゃん〟と呼ぶと動揺を隠せない東さん。

綺麗な瞳が動揺で揺れている。