時間を戻して何度でもあなたの恋人に。

「「「「「「「いらっしゃいませ、橋谷様!」」」」」」」

…デジャブかな…

ついさっき、カフェを飛び出してすぐそこの服屋さんに来てるんだけど…。

ブランド物がたくさん。

買ったこともないよ。

た、高そ〜。

「冬華ちゃん、どっちのワンピースがいい?」

そこには…ガーリーな子花柄のワンピースと、白いフェミニンでお上品なワンピースがあった。

わっ、かわいい…。

お洒落だなぁ。そんなワンピース見たことないよ…。

「じゃあ、子花柄の方でお願いします。センパイ」

そこでちらっと値札を見ると…。

58,000円!?

たっ、たかぁ…‼︎

「そんな、高いワンピース要らないです!申し訳ないので!」

「値札見ちゃった?でも、遠慮要らないよ」

「いやいやいや!」

「お金なら沢山あるから気にしないで!」

「本当に申し訳ないです…!」

「僕が好きでやってるし、それにこんな事をするの…冬華ちゃんだけだしね?」

そうパチンとウインクをするセンパイ。

その後も断ったけどそのままお会計に行ってしまい着替えることになってしまった。