時間を戻して何度でもあなたの恋人に。

そして家に帰ってきた。

『もう…亡くなっているんです』

そんなことを話した北岡さんの顔はとてつもないほど悲しそうに歪んでいて、あの記憶の東さんと重なった。

そしてその言葉が頭から離れない。

〝亡くなっている〟なんて経験のないことだから。

どんな悲しみさえもわからない。

でも。私のあの記憶が確かなら。

東さんも…経験しているはずなのだろうか。

〝冬華〟さんの方を、愛している人を、大切な人を亡くした悲しみ。

でも…前世では〝冬華〟さんの両親は事故にあい、父の方を亡くしているけど…感情は記憶にない。