時間を戻して何度でもあなたの恋人に。

私が死ぬっていう運命は…変えられないんだよ』

「っ!知ってるよ…でも…本当に変えてやるから…!」

絶望という顔をする叶ちゃん。

『だって、魔夜ちゃんが言ってたの』

『悪魔なんだって、あなたに〝不幸〟が起きるよって』

ハッとする叶ちゃん。

「夢の中でか?そしたら会った…し。願いも叶えてもらった。…それに…」

そうだったんだ。だから…病気を持ったんだね。

きっと私の〝事故〟のせいだ。

『ごめんっ…ねぇ…叶っ…ちゃ…』

そう思ったら自然に涙かさらに出てくる。

「冬華が謝る意味ねぇよ。俺は…自らそうしたんだっ」

叶ちゃんは私の元へときて、涙を拭おうとする。

けれど、綺麗にスッとすり抜けた。

あぁ、愛しい人に触れられないってどんなに悲しいことなんだろう…。

抱きついたって、キスをしたくっても、すり抜けるだけで、空気と同じなんだね。

「…触れることができないって悲しいな…。だから、俺は…タイムリープするんだよ…」

うつむき、悲しそうに言葉をこぼす。

『わたしはっ…これで満足!もう足りてるよ!ねぇ、叶ちゃん。それでいいの!19年の命だったけど…叶ちゃんのおかげで幸せだった!それにきっと、鍵に…魂を奪われるよ…。
もう私はして欲しくない!望んでないよ!もう…やめて!』

「でも、俺のせいで…」

『叶ちゃんのせいじゃない!私は…自ら、望んだ!叶ちゃんが生きることを。
叶ちゃん。お願いだよ。最期のお願い。もう時を戻すのはやめて。私の代わりに…生きてよ…』

私は…叶ちゃんが生きてくれればそれでいい。

愛しい、貴方の笑顔を見守ってるよ。

そんな覚悟は…変わらないから…。

叶ちゃんが大好きだから言ってるんだよ。

ねぇ。私の想い、届いて。

「…………」