時間を戻して何度でもあなたの恋人に。

『叶ちゃん』

1度だけ人間に語りかけることができると言うことをする。

叶ちゃんを止めるため、そして、ありがとうと伝えるため。

「冬華か?どこだっ?」

バッと起き上がる叶ちゃん。

『ここだよ。叶ちゃんの後ろ』

叶ちゃんは霊感あるから見えると思う。よく、小学生の時見えてたから。

「ホントだ…。冬華に会いたかった!」

『私も……!

でね、今日は伝えたいことがあってきたの』

心臓は凄まじい音を立てている。

「何?」

『叶ちゃん、もう…タイムリープはやめて…!』

もう、泣きそうで声が上ずる。幽霊でも上ずるんだね。

「いやだ!そもそもお前を救うために…!」

叶ちゃんが目を見開いて、声を荒げる。

『もう…十分…だよ。私、もう十分だと思うの。だって、何度も何度も何度もやってくれたじゃん、でも、もう…叶ちゃんが限界だと思うの。それに、タイムリープのしすぎは良くないんだよ!体調が悪いのはきっと…そのせいだよ…それに、叶ちゃんばっかり辛い記憶を背負って欲しくないよ…!』

ツゥと私の頬を涙が伝っていく。

「でも…!」

『私は、これでいいの…それに未来は変わらないよ!』

「っ…!変わる!いや、変えてやる!だから!」

分かってる叶ちゃんが優しいから。

『でも…

私は知っているんだ。