時間を戻して何度でもあなたの恋人に。

ーーチュウ…

また、暖かく柔らかいけど若干カサついたようなものが私の唇に触れる。だけど、会場の時より長いのは気のせい?

叶ちゃん…苦しい、苦しいっ…!早く離してっ…!

本当に苦しい…苦しい…!

ばっと離れる唇。

「叶……ちゃん??」

なるべく、なるべく。平静を装って聞くと

「悪りぃ。」

パッと背を向け

そう言って走り去って行ってしまった。

混乱する私1人を残して。