ーーガタッ。

そんな音を立てるドアは開かない

…あれ。鍵かかってる…。買い物かな…。

バックから合鍵を取り出し、開ける。

「ただいま」と言っても「おかえり」の声がないってことは、出かけてるみたい。

…無人の家は少しばかり寂しいと思う。

それから、リビングのソファはいいものではないからふわふわとはしていないけど寝転ぶと思わずウトウトしてしまう…。

そして…私は眠りの世界に少しずつ少しずつ落ちていき、制服のまま着替えずに眠ってしまった。