「そ、そんなに印象に残ってますか?」
「あれは、笑い堪えるのに必死だったな」
笑われてたの。
っていうか、今も笑ってるし!
思い出し笑いですか!!
「ひ、酷い!」
「俺は、酷くない」
そりゃあ、そうだ。
ドジで間抜けな印象を与えていたのは、私だ。
あ、そうか。だから・・・。
「だから、掃除の時、なんか変な間があったんですね」
「間?」
「何か、言いたそうでした」
「ん?あー、このことだよ。仕事中だったし、新人だから怒られたらまずいかな、と思ったんだよ」
まさか、私のこと、そこまで覚えていてくれたなんて、知らなかった。
お互い、見てたんだ。
気づかないもんなんだね。
こうして知り合って、会話をして、やっとその人が何を思っていたのか、分かるんだな・・・。と、思った。
