曖昧な君に振り回されてる



「可愛い子が入ってきたと思ったのに、また神山かよ~!」

「可愛くないですから」

「可愛いってぇ。いくつ?」

胡散臭い笑顔を張り付けたまま、そう聞いてきた。

ナンパか?
見た目は、爽やかなのにチャラいな・・・。

誰にでも、可愛いって言ってそうなタイプだ。

「今年16です」

「若っけぇな!」

「えっと・・・中間さんは?」

ネームプレートを見て、聞いてみた。

「俺?何歳に見える?」

何歳?

ん~、この人も大学生でしょ?

「ハタチぐらい?」

「おっ、あたり~!今年、21になる。アイツと同い年だよ」

中間さんは、アイツって所で、顎で3番スクリーンを指した。

アイツとは、神山さんのことだろう。

21。つまり、5コも上なんだ、神山さん・・・。

16なんて、子供かな・・・。眼中にないかも。

しかも、佐々木さんも狙ってるだなんて、最悪だ。

佐々木さんは、性格は悪そうだけど、可愛い顔してるから、かなり強敵が出現したことになる。