そして、事件はKの通勤中に起きた。

電車に乗って、何分かたった頃に電車内に
ガスが充満してきた。

次々に人が倒れていくざまをKは
何事かと見ていた。
そして、ついにはKの体をもガスで支配された。

気を失う直前になってやっと、
毒ガスだと気づいたんだ。

Kの母親は殺し屋だった。
特に毒殺を好んでおりよく使っていた。
子供の頃から母親に毎日微量ずつ飲まされていた。
そのお陰か体制があったんだろう。

Kは気絶だけで済んだ。

だが、そのKが生き残ってしまったせいで
あんな事件が起きてしまったんだ。