晴輝は両手で私の頬を包み込んで唇にキスをした。 「これでいい?」 「うん!」 「じゃあ、紗羅からもしてくれる?」 「うん!」 晴輝と同じように晴輝の唇にキスをする。 これが私たちのファーストキス。 この時の私は本気で晴輝のお嫁さんになるのが夢で。 晴輝の夢も私と結婚するって言うのが夢かと思ってた。 けど、違ってた。