パニクって「下ろせ」と連呼する私に、



吉田はいかにも落ち着いた様子で


「怪我人下ろすわけには行かない」 って!





恥ずかしさと吉田なんかにおんぶされているという自分への腹立たしさでおかしくなっていると、



追い打ちをかけるかのようにやってきた廉くん。




廉くんだけには見られたくな…………



「真依ちゃんと吉田、え!? 2人……え!?」



手遅れだ。 これは致命傷。



廉くんに恥を晒した私は



ここで記憶が飛んでいった。