バカ!!私のバカあ!!!
王子様を夢見る私にとって、
平凡野郎と手を繋ぐなんて一番やってはいけない行為!!
王子様を、、廉くんを裏切ったことになる!
「今の忘れてねっ、私には王子様が、…………っ!?」
「前言撤回はできないから」
「…………ちょっ、と!!」
意地悪そうに微笑んだ平凡野郎は
私の言葉を遮ってまた手を握った。
「いや待ってよ、手!!」
「繋ぐって言ったの誰だっけ?」
「……あれは事故でっ」
「事故でも事実なんだから。いい加減諦めな」
なっ!!
完全にペース持ってかれてる。
いつもと立場逆転してない!?
いつもは私がひたすらディスる側なのに。
なんで主権が吉田ごときにあるわけ!?
だめだ、やっぱりいろんな意味で、
私はこの行事が嫌いだ……。

