「私だってかよわい女子だわ!」
だからこそ王子様のお迎えが必要なんだってば!
「いやどこが」
「どこがって全部!!」
「……んー、ちょっと何言ってるのか分かんない」
……この男!!!
今にも炎が燃えそうな勢いでいると、
神が舞い降りた。
「おい那音ー。真依ちゃんお気に入りだからってからかうなよ」
……いや、お気に入りではないかな。確実に。
犬猿の仲っていうか、平凡すぎて私が一方的に嫌ってるっていうか…。
「お気に入りなわけねーじゃん。こんなぎゃーぎゃー騒いでる猿みたいなの」
「は!? 猿!?」
まって。これは聞き捨てならない。
私を男並みの体力だと思っていた次は猿!?
可もなく不可もなくのくせになんで人に評価下してんの!?
ありえない!

