吉田を好きになるはずがない!!







「なんでなんでなんで?なんでなんでこうなってるの!?」



「俺だって知らねーよ」






吉田をぐわんぐわんと揺らして聞く。





だって!! 意味わかんないっ。




なんで班までこんな平凡野郎と一緒なわけ!?



私完全にいじめうけてない?



それとも呪われてるの?吉田に。






状況理解ができなくて、思い返す。





――――数分前。




「じゃあまず男女別4人ずつ組んでみ〜」





先生のその言葉で各自仲いい同性と4人グループを作っていった。





私はもちろん愛音ちゃんと莉緒と組んだ。





「あと1人どうする〜?」




3人でそう話していると、こちらへ1人女子がやってきた。





「ごめーん!私も入れてもらってもいいかなー?」





そう言ってきたのは 同じクラスの瑞希(みずき)ちゃん。