―――――…… 「ねえ吉田!!!!」 「なに?」 私は隣の吉田を叩きまくる。 すると「いてぇな…」と軽く睨まれた。 ……うわあ!睨んだ顔も平凡だあ! じゃなくて! 「この問題分かる?吉田だから分からないとは思うけど」 私は吉田の前に乱雑に問題集を広げた。 そう、この問題。 頭が結構いい私でさえ解けない問題を吉田が解けるはずがないけど。 一応聞いてみた。一応。 すると。