だってありえないでしょ?
吉田が私を好き?え?
「…ごめんな今こんな事言って。俺のこと嫌いなのは十分分かってるから、……とりあえず伝えたかっただけ」
そう言って吉田は去ろうとする。
「ちょ……!! いやちょっと待って!?」
「ん?どうした?」
いや、どうした?じゃなくて!!
「い、今の話本当……?」
「嘘つくわけないだろ!」
……え?ってことは……。
「よ、吉田私のことす、す、好きなの!?」
「うおっ、声出けえよおい!!!!」
静かな住宅街の坂の上で響き渡る、私の声と慌てた吉田の声。
そこら辺に住んでるおばちゃんにはきっと吉田が私を好きなのがバレてしまっただろう。

