『これから出掛けるから用意しとけよって言われただけだよ!』
この一言が私の1日の終わりを告げていた。
「へ、へえ!出掛けるんだ?」
『う、うん、なんか先輩が買いに行きたいものがあるらしくって』
……はい。3日間の冬眠ならぬ夏眠から目覚めたこの私、白石真依ですが、
今日も恐らく眠る1日となりそうです。
「そうなんだー!!たのしんできてね!」
『あ、うん!……で用件は何だったの?』
「ん!もう大丈夫!」
『え、そうなの? じゃあね!』
電話が切れる音がやけに虚しく聞こえた。
……はあ。仕方がない。
1人で後で散歩にでも行こう。

