吉田を好きになるはずがない!!




でも白石のご機嫌を取るのは大変だ。



すぐ怒るしすぐキーキー言う。




その点、最近やたらと絡んでくる日高は


全然白石に比べて女子らしい。




「吉田くん!手伝うよ!」



俺がなにかを持っているとすぐこっちに来てそう言う。




「日高に持たせるわけにも行かないから大丈夫。ありがと」



俺がそう言っても引いてくれない。




「大丈夫!!持ちたいの!!」



満面の笑みでいうと、半ば強引に俺の荷物を持つ。


……なかなか変わった子だ。




「じゃあ一緒に持って」




俺が半分差し出すと、なぜか嬉しそうに頷いた。




ちょっと変わってるけど、


こんな素直な子が彼女だったら幸せだろうな、なんて平凡ながらに思う。