昼休みも終わり、


私は出てきた涙をハンカチで拭って何も無かったように教室へ戻る。



すでに吉田は席についていた。




吉田は私の顔を伺ってきたが


そんなのお構い無しに私は黙々と授業の準備をする。




素直に普通に接すればいいものの、


さっきあんな態度を取ってしまった手前、私にはそんな高度な対応が出来ない。




そんなこんなで時間はどんどん過ぎ。






何も言えないまま、



高2の夏休みは幕を開けてしまった___。