「白石夏休みなにすんの?」



吉田が拗ねたような口調でそう聞いてきた。



さっき教えてくれなかったことを根に持っている、らしい。



「んー、遊ぶ。あと祭りとプール行きたいし、、とにかく遊ぶ」



至って適当に答えた私。



昼休みだからそろそろ昼寝でもしようかなと吉田と同じように机に伏せようとした。




するとなぜか驚いたように口をパクパクさせる吉田。


……え、金魚よりも平凡だけど、その顔。




好きだから許す、けど。



金魚よりも平凡ってだいぶやばいよ、吉田。