こんな形で気づくなんて最悪だ。
そしてなによりも。
吉田を…………、だなんて最悪。
本当は、本当は……。
私は廉くんみたいな王子様から告白されて、
それで付き合って、
それでそれで……
「俺、真依ちゃんのこと好きなんだよ?」
「えっ…………?」
私を見つめる真っ直ぐな瞳。
目の前の王子様は今、私に告白を……?
「いや、廉くんが私なんて人好きになるわけ……」
「好きだよ、真依ちゃんのこと。前から。」
どうやら、、本当、らしい。
え、王子様が私を迎えに来てくれる日が実現した!?
嬉しいよ。嬉しいどころじゃ表せないほど!!

