「んー違和感しか感じない」
ふと聞こえたこの言葉に私は反射的に振り向いた。
……はあ!?違和感だと!?
「は?なんで」
「学校の白石しか見たことねーもん」
……いや、知らねーよ!?
そりゃあ学校でしか会わないから違和感感じるでしょうね!
てか吉田より100%私の方が違和感感じてるっつの!
なんで休日まで平凡と過ごすのかってね!
「あっそ」
私は無視してスタスタ歩く。
廉くんの隣に私。
吉田の隣には瑞希ちゃん。
瑞希ちゃんは相変わらず可愛い。
なんかふわふわしてて女の子、って感じだし。
吉田といるとき、瑞希ちゃん幸せそう。

