まぁ、そんなとこもまた、可愛いんだけど……


って、


「……え?」


キョウちゃんが、カーテンをしめて戻ってきた。

そして、再び押し倒される。

今度は床でなく、ベッドに。


「きょ、キョウちゃん?」


「どうにかなろうか」


口元の歪んだ笑い。

ゾクリとする。


「僕も、ミホが好きだ」


「……っ、」


ためらうことなく、キスしてきた。


ちょっとキョウちゃん。

カッコよすぎやしませんか。

どうしちゃったの。


「くりっとした目も。柔らかい髪も」

そういって、キョウちゃんが、わたしの髪を撫でる。


「それから、腹黒いとこも」


「……は?」