【短】腹黒幼なじみの告白



見ればわかるよ。

告白を断るのも、あたしのせいなんでしょ。


なのに、あたしに自分から指一本触れてこない。

可愛すぎるよキョウちゃん。


「キョウちゃん」


「ん?」


「実は、あたしもね……」
言いながらニヤけてしまいそうになるのをこらえる。


「なに」


「この前、告白された」


「は?」


焦ってる。

キミは今、こう考えてるんだよね。

なんて返事したの?……って。


「返事は、まだしてないんだけどね」


「……どんなやつなの?」


違うでしょ、キョウちゃん。

そこは引き止めなきゃ。


「んー、サッカー部の子」


「もしかして、志村先輩?」


「よくわかったね?」


「消去法。他に知らないだけ。志村って人は……校内で1番カッコいいって言われてるやつだろ」