この気持ちがなんなのか、考える程ツラくて。



楽しそうに話してる桐谷くん達から、目を逸らすように、またノートに視線を移した。




だけどモヤモヤした気持ちは消える事はなく。そのまま数学のテストが始まり、気づいたら………



「はい、おわりー!」



数学のテストが終わってしまった。


全然解けた気がしなくて、いつものクセで、


「き、桐谷くん………」



励ましてもらおうと、桐谷くんの席へ半泣きになりながら近寄った。




あれだけ教えてくれたのに申し訳なさすぎる
と思いつつも、励ましてほしかった。