「何でそんな泣かせる事言うんだよ。相沢のバカ……」
桐谷くんはプレゼントをギュッと抱き抱え、顔を伏せてしまった。
何あれ、超カワイイ。
「桃花ちゃん。勘違いしないでほしいんだけど、洸平も人を見下すイケメンだよ。桃花ちゃんと私以外は基本的に人を見下してるよ。だって『俺の方が部長よりカッコイイ』って、部長まで見下してるからねコイツ」
雪くんが笑ってない目で忠告してきた。
……………私がいない時間、何の話をしていたのだろう。かなり気になる………
桐谷くんは『相沢にマイナスに想われるような事言うなよ!!』と、言い返してるけど……
「雪くん、私達はどっちもどっちだよ。だって、桐谷くんも私の事を”イケメンに平気で毒を吐く平凡な女”って事は理解してくれてるんだから。なんなら私が一番イケメンを見下してる自信ある」
泣きながら笑って見せると『まいったー。最後の最後邪魔してやろうと思ったのにー!!』と、ハアと深くため息を吐く雪くん。
どうやら最後のラスボスは雪くんだったらしい。
「――じゃあ、二人はコレまで通り付き合うんだよね??」
え………??
あ……………
雪くんからそう言われ、ハッと我に返る。
やっぱりヤダとかとか言われたらどうしよう。



