一週間話してくれない上に、『別れた』なんて噂流されて、悔しさと悲しさとイライラが一気に込み上げてくる。
桐谷くん、私泣いてるんだよ。
いつもみたいに優しい笑顔で慰めてよ………
喋ろうともしない、触れてもこないのは、
もう桐谷くんの中で、私が本当にどうでも良い存在になったからだろうか………
「洸平、由弦に言い逃げできなかった分、
桃花ちゃんに言い逃げしなよ」
……………へ?? 佐伯くん??
泣きながら唖然と雪くんを見ると、
『頑張れ』と口では桐谷くんに活を入れながら
面白そうな笑顔で、のんきに携帯を触ってる。
……………次の瞬間、ポケットに入れてた携帯のバイブが鳴った。
こっそり取り出し、
画面を見ると雪くんからのLINEだった。
そんなに話せない事なのかな、と気になりながらも本文を開くと、
”桃花ちゃんが作ってくれたPOP、店内に可愛く飾られてるよ~!!”
パン屋さんでバイトした時に描いたPOPが
店内に飾られてる写メが送られてきた。
え!? コレ、今送ってくる必要ある!?



