よし、いけ、私!!
「失礼しまーす…………」
ガラガラとゆっくり後ろのドアを開けると
桐谷くんと雪くんと目が合った。
ちょうど後ろのドアの近くで
桐谷くん達は話していた。
どうしよう………
一週間、まともに話してないから
何を話せば良いのか分からない………
話したい事がたくさんでまとまらないし、『ウッ………』涙まで出てきた。
「桃花ちゃん。こっちおいで??」
教室に入るなり、ドアも閉めずに
その場で突っ立って泣く私に、雪くんは優しく手を差し伸べてくれた。
雪くんは優しい。
やっぱり、めちゃくちゃ優しい。
コクリと頷き、ドアを閉め、二人の元まで向かう。



