『ちゃんと桐谷くんに謝るんだよ!? 桐谷くんめっさ桃花の事大事にしてたんだから!』と怒られ、嬉しくなり『ウン』と頷く。
「まあ、もし桐谷にフられたら俺んトコおいで。キープ候補ぐらいになら入れてあげる」
変わらずイラつく矢神くんに『桃花を渡すわけないでしょ、こんのタラシが!!』と私の真似をして悪態つく弥生。
そんな二人を見ていると、ついつい微笑ましくなって
「人生の勝ち組になってきまーーーす!!」
また私はいらん事言って教室を飛び出した。
***
もう、どこにいるの!!
体育館かな??
それとも雪くんの所!? 雪くんは5組だ。
もしかしてと思い、5組の教室のドアに静かに耳を当てた。
やっぱり!!!
桐谷くんと雪くんの声が微かに聞こえる!
何話してるのか分からないけど、ドア少し開けてみて良いかな? いや、でもバレちゃうよね………
………ん?? バレていいじゃん!!
桐谷くんと話したくて探してたんだから!!



