とりあえず1種類ずつ、美味しそうな角度で写真を撮って、裏に行き絵を黙々と描く。
クワさんは『焦らなくて良いから! 土日は絵を書くつもりで時間いっぱい書いてね』と言われ、なんだか申し訳なくなってしまった。
私の仕事はパンの絵を描くことらしい。
ってか、おもいっきり
アレンジしてるけど大丈夫なのかな~……
「ペンも色々使っていいから。
かわいくしてもらって構わないよ!」
「は、はい!!」
こんな事なら家にあるコピック
持ってくれば良かった……
「相沢ちゃん、どうー??」
表に出てた水口さんが私の様子を伺うように、ちらっと顔を出した。
「あ、はい!! こ、こんなのですけど………」
『大丈夫でしょうか………』と、恐る恐る自分が描いた絵を見せてみた。
「わー!!! カワイイ! 凄い! 皆こんな上手に描けなくてね~。皆下手クソだから、店内のPOP文字だけで全然可愛くないの!!」
『だから今日は本当にありがたいの!!』嬉しそうにお礼を言われ、私まで嬉しくなってしまった。
褒められた事を良いことに俄然やる気が出て
吹き出しも描いたり、更に可愛くアレンジしまくる。



