相沢がアイツのモノになる。 いや、まじで部活してる場合じゃない。 「やっぱ今日俺、ムリ!!!」 持ってたボールを置くなり、俺はその場から走る。 「洸平!!」 雪の声が聞こえたけど、もう止まらない。 だって絶対後悔する。 由弦が後悔したように、今度は俺が後悔する。 『待てって言ってるだろうが、こんの、ボケーーー!!!!』雪の叫び声と共に、頭におもいっきりボールが当たった。 「………いってえな!!!」 痛いし、急いでるのに邪魔はするし。 さすがにムカついて、後ろを振り返り怒鳴り返す。